SAKANOUE diary

夫婦ふたり 坂の上の新しいおうちでの小さな日常のこと

妊娠経過

前回更新から、

早10ヶ月が過ぎてしまいました。

 

今、娘を抱っこ紐で寝かしつけながら

書いています。


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5月に無事娘が誕生致しました。

それからの日々はなかなかに大変でしたが、

備忘録として、妊娠経過を簡単に

書きたいと思います。

 

妊娠経過はほぼ順調でした。

6週から悪阻症状が始まり、

船酔いのような感覚が長く

続き、げっぷと胃痛もあったように

記憶しています。

 

悪阻の始まりは、京都旅行から。


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なんとなく気持ち悪くて、あっさり味の

京懐石のはずが、箸進まず。


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イノダコーヒのモーニングや、ル・プチメックのパンはたくさん食べられるのに。

その後の悪阻でも、和食、即ち出汁の

きいたあっさり複雑な味わいがNG。

洋食やジャンクなものがOKでした。

 

それら全てが5ヶ月0日でピタッと消失。

とても爽快でした。

 

しかし、楽しい妊婦生活は3日で一旦

幕を閉じます。

突如の便秘で頑張ってしまい、

痔主になったのです。

 

座ることも出来ない激痛で、

産院でネリプロクトを処方してもらい、

Amazonで円座クッションを購入。

円座の素晴らしさに気付き、早速

職場にも買い足しました。

今思えば、何故頑張ってしまったのか。

酸化マグネシウムは私に効果があり、

その後は痛みもなく妊娠期を終えましたが、出産まで痔主のままでした。

 

仕事もギリギリまで働き、

3月末日、無事引き継ぎました。

 

しかし、その翌日から夫の在宅勤務開始。

まもなく緊急事態宣言を発令。

もともと、新型コロナのために、買い物も

行かず、なんとか通勤だけはしていた状況。

育児グッズの大半をお下がりとネット通販で済ませました。

 

家では夫の分とお腹の赤ちゃんのために、三食作り続け、合間で掃除、洗濯、グッズ検討購入、断捨離、撮り溜めた録画視聴、

友人連絡をする日々でした。

 

外出は、専ら裏山や河原の散歩です。


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近所の河原で、秘密の花園を発見。

遠く旅へ、そう、北海道に来たような気に

させてくれる素晴らしい場所です。

 

うちの近くには、河原や雑木林、

田畑が多くあり、

過ごしやすい温かい気候の中、

夫と自然とともに心豊かに過ごせたことが

幸せでした。

 

予定日になっても全く降りてこない我が子。

40週を過ぎてからは、家のありとあらゆるところを拭き掃除し、全身運動。

それでも全く降りてこず、こちらも開かず。

 

41週1日に計画入院し、子宮口を開くはずが、入院早々に赤ちゃんの心音が落ち、

緊急帝王切開

あとから説明があり驚くこともありましたが、無事生まれてきてくれたことを、

ありがたく思います。

 

 

 

 

IVH 2回目 結果

前回投稿では、子宮内膜ポリープ切除、内膜掻爬術後の生検結果について書きました。

 

それは、不妊治療をしつつも、気持ちをらくに、平穏な気持ちを保ってやってきた日々が、一転真っ暗となる出来事でした。

 

しかし、それはそれとして、不妊治療の選択の日々は続きます。

じゃあ、不妊治療は継続なの?それとも?

 

先生から、内膜掻爬により、一時的に筋層は割合きれいになっていると聞きました。

ですが、

ピル周期で3回連続生理をおこし、内膜を更にリセットさせる方法があり、それをお薦めされました。

 

私は、悩むことなく、「(卵を)戻したいです」と答えました。頭より先に口が動いたようなものです。

一応、理由としては、前回の体外受精は新鮮初期胚で陰性だったが、今回は凍結胚盤胞であること。

胚盤胞で1回試して陰性なら、二つ目の卵の前に、ピル周期をやりたいと伝えました。

 

でも本心は、きっと、徐々に徐々に、綱渡りの勤務調整をしながら、数々のミッションをこなす不妊治療の毎日に、出口がみえず辛くなってきていて、

賭けに出たのだと思います。

上手くいかず泣いたこともないし、取り乱したこともないけれど、

私なりに辛かった。きっと。


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そして、8月26日、凍結胚盤胞をひとつ、お腹に戻していただきました。

 

その後あった症状といえば、右側頭部の皮膚表面の頭痛くらいでした。

胸の張りもいつもより弱く、卵巣あたりの痛みもいつもよりないような。暑いのは夏だから?だらだらと大汗かいていたのは、戻す前からだし、と。 

ただ、自分の感覚として、理由はないけど妊娠しているような気がしていました。頭痛はその理由の1つかもしれないけど、ほぼ予感だけです。

 

9月6日、BT9に、クリアブルーでフライングをしました。直後小窓を裏返し、夫と一緒に見ることにしました。

たぶん妊娠している、と思いながら。

そして、ひっくり返すと。。

 

たしかに、薄くはありますがしっかり肉眼で陽性反応が出たのです。

 

とてもとても嬉しかった。

もしかすると、このときが一番嬉しかった。

初めてみた、陽性反応。

 

そして9月9日、クリニックの尿検査でもくっきり陽性となり、妊娠判定です。

その夜、余りのクリアブルーで確認したのが

以下の写真です。

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以降、6週で胎嚢及び心拍確認となり、7、8週の健診では順調に成長してくれています。

 

ピコピコと動く心臓、あっというまに形づくられていく成長の早さに驚くとともに、

6週前からのつわり(吐き気)で存在感を感じています。

 

無事に進めば、クリニックは次回10週の受診で終了しますが、まだ服薬治療中ですので、

気を引き締めて、次回受診に臨みたいと思います。

 

 

 

IVH2回目 経過

更新がまた2ヶ月も滞っていたので徐々に

書いていこうと思う。

 

二回目の体外受精に向けた採卵で6つが採卵できたのが7月10日。5つが受精卵になり、19日の受診で、2つが胚盤胞になったことがわかった。

グレードのよい卵がひとつ、収縮中でグレード不明の卵がひとつ。

ポリープ切除のため、両方ともひとまず凍結しました。

 

26日は、静脈麻酔で、2度目の子宮内膜ポリープ切除と内膜掻爬。前回は麻酔なく激痛だったけど、今回は痛みは問題なし。

しかし、

切除後の生検結果は意外なものでした。

 

その結果は、

「複雑型子宮内膜増殖症」でした。

子宮内膜症とは別の疾患です。

いわば、子宮体癌の前駆症状。

私の子宮内膜は、この疾患のために、

そもそも着床が難しい状況だった

ということにもなります。

 

8月、私はこの事実をつきつけられ、

近づいていたと思っていた子どもを迎える

その日が、訪れないかもしれないこと、

もしかすると、夫との生活すら、

思っていたより短いのかもしれないことを

初めて可能性として実感しました。

 

治療の必要のない段階ですので、

今はどうにもしようがないのですが。

 

その先については次回とします。

 

 

 

 

 

 

 

ムーミン谷の彗星

f:id:mamikkko:20190726213538j:plain表題の本、ゆっくりゆっくり読んでいたのですが、
今日は婦人科の手術があり、
安静時間に一気に読み終えました。

トーベヤンソンムーミン谷の彗星』
原作は1946年に書かれ、何度か作者の加筆修正を経て今に至るそうです。

戦時中に書かれた大洪水のお話と同様に、
彗星の接近という避けようのない危機が迫る。
戦中~戦後まもない時期に執筆された時代背景がよくわかります。

ムーミンパパは小川に素敵な橋を掛けました。
ムーミンママは花壇を素敵な貝殻で縁取りました。
ムーミンは木に素敵なブランコを吊るしました。
スニフは素敵な洞窟をみつけ子猫にも出会いました。

そんな折、突如迫る赤い彗星
ムーミンとスニフは、不安で本来の子供らしさを失い、遊ぶことに身が入らなくなります。
ママは、何より子供の心を心配しました。

ムーミン谷に彗星が落ちるかもと不安を煽る
じゃこうねずみに、
パパもママもはっきり遺憾の意を示します。

そしてママは、ムーミンとスニフに、
天文台にいって彗星をみてくるという、
とっても大事でわくわくする任務をお願いしました。

天文台への道のりは危険な冒険の連続。
スナフキンに出会い、ヘムルに出会い、
スノークスノークのお嬢さんにも出会います。

刻々と迫る彗星をみるために天文台に向かいますが、
舞踏会で踊ったり、空が赤いのは夕陽だから、と、
みんな、敢えて彗星のことは考えません。

天文台からムーミン谷への帰途では、
美しい海や小川も干上がり、虫の大群が生きるために木の葉を食い荒らし、魚も虫も
生きていくことが難しくなっていました。

ムーミンは、自分の暮らしてきたムーミン谷が、
如何に緑や水豊かで素晴らしい場所か、
パパの作ったおうちや橋のある場所で、
ママの美味しいごはんやおやつが出てくる
おうちの暮らしが
どれだけ素敵なものだったか、思いを巡らせます。

ママとパパの元に戻って、家族一緒なら彗星のこともきっと解決する!と思うムーミン

大冒険を経て仲間みんなでおうちに戻ると、
ママはケーキを焼いて待っていてくれました。

彗星は、あまりに大きく、ムーミンや家族の力で
はどうしようもない。
戦争もまた同じだけど、戦争は、国を動かす立場のものなら避けることができる。

トーベヤンソンは、戦争のことを語りたいのではなく、そこに暮らす小さな生き物や美しい故郷のことに
ただただ目を向け続けているのだと思います。

そしてこの作品でも、
ムーミンママが子供を思う強くあたたかい気持ちと、
その行動の示し方に、
強く強く心をうたれました。

びわ酒&梅シロップその後

6月15日、実家に大量に実り始めたビワ(傷みあり)をジャムにし、29日、冷蔵庫に入れていたけど傷みも進行しているビワを無理矢理ビワ酒にしました。
今日で16日経過。

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大きな変わりはない様子(隣のローズマリー酒も)。
ちょっとブランデーリキュールが薄くなったのは砂糖が溶けたせいかな。
ラップの蓋をしても、やや空気に触れるぶぶんのビワが黒っぽくなってしまうけど、進行はしないのでそのまま様子を見ています。
レモンを8月になったくらいに取りだし、10月になったら飲んでもオッケー。実を取り出すのはその頃か、もう少し先か、かな?

7月6日、完熟の南高梅に余った氷砂糖や黒糖、薩摩白波を適当に入れた梅シロップ(焼酎は発酵防止が目的)を漬け始め、今日で9日目です。

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これはばっちり変化あり。
黒糖は溶け、氷砂糖は底に沈んで小さくなってきた。梅は、凍らせもせず穴も開けない適当さではあるものの、段々エキスが出てしぼんできました。
2週間頃から飲めるようなので、来週末にでも試飲してみます。

そして未だに悩むローズマリー酒の飲み頃…。

IVF2回目に向けて

5月下旬、初めてのIVF
低刺激法とし、採卵は局所麻酔、ひとつだけ育った受精卵はD3、初期胚の新鮮胚移植としました。

結果は陰性でした。

その後ピルを服用し、早めにきた生理のあと、
7月初旬から、2回目のIVFに向け動き出しました。

2回目となる今回は、高刺激法(アンタゴニスト法)とし、無事胚盤胞になることができたものがあれば全凍結する予定にしています。

7月10日、採卵は静脈麻酔、寝ている間に全て終えていただき、結果は6個採卵できました。
十数個あったと思うのですが、左卵巣の奥まりは改善せずだったし、敢えて詳細も聞きませんでした。

翌日の受診で5つが受精確認(もう一つは未確認)できたというところまでうかがっています。

今回全凍結するのは、子宮内膜ポリープ切除術のためです。
春にも切除していただいたのですが、視界不良というちょっと心配になる理由で全てはとらず途中で終わったのでした。
春の時点では、切除したのも含め、邪魔しているポリープはないとおっしゃっていたのですが、
診察のエコーの際、気になる気になるおっしゃるので仕方ないですが、また切除していただくのです。

私にとっては、採卵より卵管造影よりなにより、この切除術が痛かった…。
恐怖ですが、今回はロキソニンを服用してから臨みたいと思います。

さて、来週末には、胚盤胞になってくれた受精卵があるか聞きに行きます。ドキドキです。
一応タイミングもとっていますので、無理せず過ごすとともに、葉酸の摂取、栄養バランスなど気をつけて過ごしています。
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今月、もう少しで37歳になります。

よい方向に進みますように。

実家のびわ、庭のローズマリー、そして梅仕事

ずっとやりたかった季節のことをいくつか、
今年はなんとかなんとか、やってみた。

6月15日(土)
8日の田植えの日、実家に寄ってもらってきた大量のびわの実が、熟してきた。昼過ぎから小旅行を予定しており、夫と手分けして、びわを半分に切り、皮を剥き、種と白い綿部分を取り塩水に浸ける。
もらった量の半分で下処理はギブアップし、三温糖を加えてル・クルーゼで煮詰める。
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同時にジャム瓶を煮沸消毒。
できた量は、ジャム瓶並々2つ半。
2つは翌週に実家と姉家族にプレゼントし、
小さい瓶は我が家で。
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指や爪がかなりオレンジに染まるのはびっくり。
味はやさしく美味しい。これは作った甲斐あり♪

6月29日(土)
バタバタと過ごしているうちに、野菜室のびわが傷んできた。ただでさえ傷だらけの実家のびわ。状態の悪いびわの実はジャムとかにするしかないんだろうけど、本当はびわ酒を作ってみたくて、セラーメイトの保存瓶もAmazonから届いている状況。
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失敗覚悟でびわ酒を作ろう!と決めた。
近所のお酒が充実している薬局には、ホワイトリカーさえなく、季節が過ぎていることを痛感。果実酒用ブランデーベースリキュールがひとつだけあったので、ブランデーベースに。びわ600g程度、ブランデーベースリキュール900cc、氷砂糖250gくらいで。翌日、レモンが大事と知り、買い足し、四つの輪切りにして白い綿部分を削いで入れてみました。プカプカ浮いて黒ずむので、くしゃくしゃにしたラップで蓋をしてみています。さあ、どうなるでしょうか。
ちなみに、
庭で伸びきっている這性ローズマリーを10本程と、
氷砂糖200g、ブランデーベースリキュール900ccで、
ローズマリー酒もお試しを。
ベニシアさんのレシピよりは氷砂糖も少なく、ベースも違うので、大丈夫かな。すぐに濃い茶色になり、果たしていただけるお味になるのかも分かりませんが。
ベニシアさんのレシピだと1年後が飲み頃とか。
うーんきっとそんなに待てない…
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7月6日(土)
スーパーからは、もうすっかり梅なくなって久しかったのですが、この数日前にいつもと違う駅のスーパーに行くと、完熟梅が1パックだけ置いてあるのを発見。梅の実ひとつひとつが私に買ってと訴えかけているような気にさえなり、お買いあげ。
セラーメイトがもう1瓶お仕事を待っているので。。
もはや赤みがかり、こんなに熟していてよいのかわからないまま、さらに数日野菜室に入れておき、今日この梅をパックから取り出してみました。
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プラムのような甘酸っぱい香りとかわいい佇まいにきゅんとします。竹串でヘタはとりましたが、完熟して傷みやすそうですし、きちんとしたスーパーで購入したので、洗ったりはしません。
梅は1キロ1500円とそれなりの値がしたので、あとはあるもので何とかしたい。
色々探し回り、梅約950gを、余った氷砂糖580g、粉黒糖170g、薩摩白波(芋焼酎)100ccで漬けました。
漬ける前に、梅とセラーメイトにパストリーゼを噴霧。セラーメイトには芋焼酎少々で振り洗いもしておきました。
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どれも、なんだか自己流で失敗しそうなやり方ですが、今の私にはこんな程度の力しかなかったので仕方ない。経過を楽しみにしたいと思います。f:id:mamikkko:20190706181805j:plain
ちなみに、セラーメイトに入らなかった梅2つを、50度で煮こぼして、三温糖で煮詰めてジャムにしました。明日のヨーグルトに♪