SAKANOUE diary

夫婦ふたり 坂の上の新しいおうちでの小さな日常のこと

お裾分け

先月末、おうちに帰ると、 玄関先に野菜が置いてあった。お隣の畑の方がお裾分けしてくださる。 とても嬉しいこと。 大根の甘いところはおろして、 朝ごはんのだし巻き卵に、干物に。 辛味の強いところは、味噌汁に。 晩ごはんには、手羽元と煮て、 かぶをお…

人の集まる家

あっという間に、引っ越して3か月。 来客も落ち着き、部屋も窓を開けないと、 少し暑くなってきて。 部屋のレイアウトやインテリアも考えなくなり、 何だかおうちのお掃除も行き届かないような。 毎週来客のあったときは、掃除も楽だったな。そんな中、新築…

時間の切り取りかた

坂の上のわが家には、 朝から夏のような陽射しが照っても、 夕方にはうんと涼しい風が、 木々を揺らしてびゅんびゅん吹く。夕方まだ明るいうちに早々シャワーを浴びて、 寝室に面したインナーバルコニーに出ると、 こどもの頃以来、忘れていた感覚が蘇る。眩…

美味しいのは、作ってもらうごはん

夫に作ってもらうごはんは、美味しい。 滅多にないことで、更にはだいたい親子丼なんだけど、私はこれを楽しみにしている。自分で作る親子丼より味が上回るかとか、 それは、良く分からないんだけど。食べることは、からだもこころも喜ぶこと。 楽しいこと、…

豊かな気持ちにしてくれる暮らしの景色

薪ストーブの反対側にあるのは、 とても浅い、ニッチといってよいか憚る窪み。「ニッチを作りたい」 と注文住宅らしいお願いをしたものの、私は家の構造を理解できておらず、 花瓶や写真たてを飾るほどのニッチにはならず。ああいう奥行のあるニッチは、 き…

薪ストーブ

北海道の、とても好きな宿と、オーナーご夫婦の暮らしに憧れていた。その宿にある薪ストーブの佇まいが好きで、 薪ストーブのあるおうちがいいと言ったか言わないか。常に薪ストーブは思い描いていた。いつのまにか、夫のほうが薪ストーブと言い出し、 この…

小さなトロールと大きな洪水

おうちができたら、ムーミンの本棚を作りたい、と漠然と思っていた。今はまだ、窓際に2冊だけ、立て掛けている。ゆっくりゆっくり一冊を読みおえた。『小さなトロールと大きな洪水』これは戦中、ひっそりと出されたヤンソンさん 最初のムーミントロールのお…

花を生ける

花菖蒲は咲いたらすぐおしまい。 でも、ねもとに蕾が眠っていて、 もう一度咲くのです。切り花なので、まわりを剥がしてあげます。 また咲いてくれるかな。上手く生けられず、ご飯も忘れて、 ソケイのバランスに苦心しました。心が乱れていて、辛かったけど…

リセット

こどもを望む夫婦に定期的に訪れるリセットの日私は、未来を待ち望む力が少し弱いのか、 現実をありのままに受け止める力が少し強いのか、ネガティブなのか ポジティブなのか長年、なんとなくこの日を迎えている。まずいなあとかいいつつ、 大して思っていな…

沖縄 やちむん

先日贈られたやちむんを使ってみる。仕事帰りで、簡単なご飯にも関わらず、 いつもより美味しそう。 実際いつもより美味しい。読谷村の比嘉拓美さんという方の作品だそう。とても良い買い物?をした。 実際はお買い物ではなく、 昨年のふるさと納税の返礼と…

大切にして長く楽しむ

昨年から頼んでいた、 やちむんのお皿がやってきた。新しいおうちでは、少しずつ器などを集めて、 長く使っていきたい。珈琲豆柄のマグ。 友人がプレゼントしてくれた、 お気に入りのやちむん。 丈夫に無傷でいてくれる。マグのうしろの丹頂アリアムリーキと…

ていねいに暮らす

ゴールデンウィーク、何処も行かず、なかなか やれなかったことをちょこちょこっと進める。例えば、心を込めて手紙を書いて出す 頂き物のそば粉で、シンプルなガレット朝食を作る 生けた花をじっくり見つめ、試行錯誤してみる 丁寧にアイロンをかける 衣替え…